計算の苦手なお子さんを
計算訓練に特化した学習塾に入れるという風潮、
これは大阪だけのものなのでしょうか?
関東の方、どうですか?

これ、なんとかならないものかと
いつも思いますね。



おかしいと思う点は以下の2つです。



①計算訓練に特化した学習塾の存在意義を取り違えている。


②計算が苦手である、ということはどういうことなのかを
理解していない。



そもそも計算訓練って反射神経を養うものでしょ?
基本はきちんと抑えているという前提のもと、
ミスなくスピーディーに解答できるようになることが目的なんでしょ?

そういった塾のプリント類、
みなさんはご覧になったことがありますか?
何も考えずにただひたすら集中して
機械的に書き込んでいくように作られているのです。見事ですよ。

この訓練は、中学入試直前の総仕上げ時なんかに
効果を発揮してくれるのです。
計算力を見る設問で減点されると痛いですからね。
そしてそこでエネルギーを消耗してしまうのも危険です。
これらを解決するために
公文式などの学習塾に短期間通うというのは
非常に効果的且つ賢い使い方です。


そんなところにですよ、
学校の宿題ドリル程度のもので
ポロポロとあちこちミスをしてしまったり、
計算問題を目の前にすると途端にテンションが下がるような
お子さんを放り込むって、
全くもってナンセンスですよ。



計算が苦手と一口に言っても、いろんなパターンがあります。

たとえば、初めの5,6問までは調子よく正解しているのに、
7問目くらいから急に正解率が下がってくるなら、
それは計算能力云々というよりも、
単に単純作業が苦手なだけなのです。


コツコツ頑張って取り組んでいるにも関わらず、
繰り上がり繰り下がりのところでミスをしてしまうのは、
整理力不足。
特定の数字同志の足し算引き算でミスしたりしている場合は、
イメージ力の偏りが原因です。



そんな状態のお子さんに、
ザ・日本な作業系精神鍛錬を押し付けるのは逆効果です。
できるものもできなくなります。

「計算が苦手」という一つの結果を導いてきた原因は、
多岐に渡ります。けっして一つではありません。

従って、何が原因となっているかをしっかり見定めた上で、
そのお子さんにあったトレーニング方法を与えてあげるべきなのです。

仮に親御さんにはそれがわからなかったとしても、
学校の先生、塾の先生、
プロとしてしっかりとアドバイスしてあげてください。

どのタイプ化の判別は
びっくりするほど容易ですよ。